• ルシカ、フラワーフラワー /  No.14 “Dreamcore（ドリームコア）”
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Project MA【MAマン公式通販】

ルシカ、フラワーフラワー /  No.14 “Dreamcore（ドリームコア）”

¥50,000
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税込み。 配送料はチェックアウト時に計算されます。
まず視界に飛び込んできたのはターコイズグリーン。
そこから少しずつ視界がひらけ、上へ向かうほどブルーやホワイトが現れる。
だけど、どの色もどこかくすんでいる——
よく見ると、それは海だった。

強い重力に引きずり込まれるように水の下へ落ちていく。
恐怖を覚えつつも視界を広く集中させてみると
巻貝や平たい貝殻がふわふわと浮遊し
虹のような色相が深度に合わせてゆっくり変化していく。

「綺麗だなぁ」とぼんやり眺めていたはずなのに
ふと、そのまま深海へ向かっていることを思い出す。
可愛い景色と底なしの恐怖が同時に存在するあの感じ——
そのギャップが再び不安を呼び戻す。

今回のテーマそのものではないけれど
これは “私が人生で最初に覚えている夢” の話だ。
夢は本来すぐ忘れてしまうのに
なぜか一生覚えている夢がいくつかある。

懐かしいわけではないのに、妙に既視感があって
不安と夢見心地が同居するような浮遊感。
それが、私にとっての「ドリームコア」の根っこにある感覚で
今回はその気配を色に落としてみた。

本当は、ドリームコアで表現したい色の方向性はもっとたくさんある。
けれど今回は、ずっと自分の中に共通してある “くすみカラー” を選んだ。
肌にはあえて土気を混ぜて、くすませ
甘い砂糖菓子のような色の衣服との対比で
“かわいいのに不安”“綺麗なのに落ちていく”
そんな夢特有の矛盾をのせている。

思えば最近の世の中でも、“くすみカラー”はすっかり定番ですね。
若者の流行という枠を超え
撮影スタジオの衣装、雑貨、100均なんかで誰もが手軽に買える日常のアイテムまで
あらゆるところで自然と目に入る色になってきた。

強すぎず、日常にすっと馴染む色合い——
その曖昧な優しさが、多くの人の感性にフィットしているのかしら。

ど派手な色で作品を作ることの多い私が言っても説得力がないかもしれないけれど
実は私もくすみカラーが好きだ。
だから、こんな色が世界に広く受け入れられている今の空気は
けっこう悪くない。
ルシカ、フラワーフラワー /  No.14 “Dreamcore（ドリームコア）”
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